上京民が入学後1か月ホテルで暮らした話 

まえがき 

 この記事は,UEC Advent Calender 2022その2 の 9日目の記事です.

昨日は,めろんさん執筆の「服屋アルバイターが教える服の積み方」でした.自分の部屋に置いている衣装ケースを覗くと,まぁ服の積み方がひどい(笑).めろんさんの記事を見ながら,今月末の大掃除で服の整理をしようと思います.

 

 

 勉強の息抜きにUEC advent calenderを覗いてみると....残り1枠...!
twitterでの絡みも少ない私が,次の春を迎えて後輩に自分の経験を伝える機会も今後ないだろうなぁってことで,初めて記事の執筆に挑戦しました.5月病になった話でもよかったけど,タイトル通り上京民である私が入学後1か月の間ホテルで暮らしながら大学に通ったときの話を書きます.

 

 まずは簡単に自己紹介を.関西出身の一浪,nadegataといいます.電通大を選んだのは,BMI技術に興味があったのと,研究室の多さ,学ぶ分野を幅広い分野から時間をかけて選べそうな点が魅力的だと思ったからです.後期試験がある国公立大学で興味分野を扱ってるのが電通大だけだったんですよね.

 

 それでは本編に入ります.お時間があればお付き合いください.

 

1.ホテル暮らしを始めるまで

大学受験~物件探し

 地元を離れて一人暮らしをする人にとって,大学が決まってすぐに取り掛からないといけないのは,物件探しだと思います.前期に合格した人はある程度余裕があるかもしれませんが,後期で合格となると,早い者勝ちで入居が決まってどんどん住む家が限られてしまいます.

 私が物件を探し始めたのは,電通大の後期試験が終わってすぐでした.これは,合格していた私立大学が電通大から電車で移動できる場所にあったために,電通大後期試験の合否に関わらず住む場所を検討できたからです.とりあえず大学の学生寮の詳細を見つつ,学生マンション紹介サイトで住む家を検討しました.物件を探し始めたタイミングは遅くなかったと思いますが,それでも自分にとってベストな物件は残り僅か.すぐ親に相談して紹介業者に申し込みの電話を入れたのでした.

 

入居手続き~ホテル予約

 電話での契約手続きが順調に進んでいく中,担当者から突然ひと言,

 

「手続き中に契約を完了された方がいたようで,今手続きしている物件は契約できない」

 

・・・・なんてこった.

 

どうやら4月いっぱいで退居する人を待てば,空きができてお目当てのマンションに入居できるらしい.家賃と立地を考えるとベストな物件だったので,迷わず5月からそこに入居することを選びました.

 じゃあ4月いっぱいどうするか,を契約担当者に相談すると,同じく物件が見つからないまま地元を離れる学生は例年いるようで,ホテルに滞在したり,親戚の家で過ごしたり,大学で仲良くなった子の家に居候させてもらったりするとのこと.困ったことに都内に住む親戚や知り合いはいません.そういえば現役で都内の大学に合格した高校の同級生がいるじゃないか!と思って相談してみても,みんな寮に住んでいて外部生は入れないとのこと.結局4月初めから5月初めまでの1か月間,ホテルに泊まることを決めたのでした.

 

 その後は,親が過去に泊まったビジネスホテルに相談してくれて,滞在先のホテルがすぐに決まりました.一泊3000円未満で泊まれるというので,ありがたかったですね.引っ越しの荷物はどうするか,ゴールデンウィーク中はどうするかなど,宿泊手続きについていろいろ相談に応じてくださったので安心しました.

 

入学準備~上京

 4月からの住処を確保できて数日後,無事後期試験の合格通知を受け取り,入学準備とホテル滞在の準備を進めました.本格的に引っ越しをするわけではないものの,5月に入居するマンションへの引っ越し準備は入学までにある程度終えておく必要があった(ゴールデンウィークで一度地元に戻って引っ越し手続きをする)ので,生活必需品の購入や衣服の整理には時間がかかりましたね.

 全ての準備が終わって,いざ東京へ.無事滞在先のホテルに到着して一息つくと,荷物を整理して近くのお店を散策.食料を調達して,今後の予定を確認しているうちに気づけば上京一日目が終了.翌日は教科書販売で,その次の日はもう入学式.なかなか落ち着けません.

 

 

2.ホテル暮らしはどんな感じ?

どんな生活をしていたの?

         

 泊まった場所が大学から離れていたので,早起きしないと1限に間に合わない.大学から帰って使える時間が少ないので,とにかく洗濯や課題などを並行させて,できるだけ先のタスクを終えられるようにしていました.

 門限があるので,夜遅くまで大学周辺に残ることはできず,また他の宿泊者の迷惑にならないよう,就寝時間や風呂(シャワー)の時間には気をつけました.部屋に水道がなかったので,トイレや洗面所,洗濯に行く度にわざわざ部屋を出て鍵をかけなければならないのは億劫でしたね.

 東京に来て環境ががらっと変わった中で,身の回りのことに加えて課題もやらないといけないから,毎日疲れてました.疲れてるから寝つきは早いんだけど,自分の家ではないから眠りは浅い.一日一日が早く過ぎていったように思います.

 

 一つ問題だったのは,洗濯した服を干す場所がないこと.

            

大きな洗濯物干しを設置する場所はなく,綱を張るために壁に穴を開ける訳にもいきません.とりあえず部屋のベッドのあらゆるところを使ってハンガーをかけて洗濯物を干しました.部屋で干すので,まぁ乾くのが遅い.エアコンの除湿機能やドライヤーを使って必死に乾かしました.特に雨の日は大変で,濡れた傘を置く場所がほとんどなく,帰ってすぐ表面をティッシュで拭いてベッドの上に置いてましたね.

 

 ただ,ホテルで過ごすといっても,そこまで普通の家での生活と変わりませんでした.朝早く起きて電車に乗って大学に行き,帰りに近くのスーパーで食料を調達して,帰ったら課題をして....強いていえば,掃除をする必要がなくて楽でしたね,3日に一度くらいホテルの方が部屋の掃除をしてくださったので.まぁすぐ荷物を散らかすので,部屋の清掃が入る前にいつも急いで整理をして見た目だけ繕っていたのですが.

 

ホテル生活の出費は?

 

 

 36日間の宿泊で,計10万円ちょい. ひぇぇぇぇぇ...

 

 

これでも一日当たり2800円~2900円に抑えています.ホテルの宿泊費用の他に,入学に伴って教科書を購入するのに25000円くらい.定期代が9000円ほど.ホテルの宿泊費は前払いだったので,ここまでが4月初めの出費.これに食費とかが付いてくるので,4月の出費はとんでもなかったですね.

 

提出書類等の住所記入欄はどうしたの?

 入学前後には提出しなければいけない書類が多くあって,中には実家の住所と4月から生活する住所のどちらも書かなければいけないものもあります.ホテルの住所は自分のものではなく気安く書くことはできないし,5月から入居する住所にはまだ4月の段階で他の入居者がいて自分宛の書類が届いてしまう訳にはいかないので,こちらも書くことはできません.4月からの住所をどう記入するかは悩ましく学生課に何回か相談しました.いくつかその例を紹介します.

 

 まずは通学定期券です.入学式当日に学生証が配られます.この裏には住所と通学区間を書くシールが貼ってあり,これを駅の窓口にて提示することで通学定期券が購入できます.当時はまだ入学前だったので,大学HPの問い合わせフォームから定期券の購入方法について問い合わせをして,その日のうちに返答をいただきました.こちらに記入する住所はホテルの住所でした.

 次は大学への住所の届け出です.詳しいことは言えませんが,自身の住所を大学側に伝える機会が何回かあります.4月からの住所として,基本は実家の住所を記入しました.保健に関することを含め,一部の提出書類の住所欄は未記入のままにして,5月に引っ越しが終わってから引っ越し先の住所の記入をしました.

 

 

3.ホテル暮らしを終えて
反省

・月極ホテルあったんかい

 この世には月極ホテルというものがあって,ひと月約7~8万円で泊まれるところもあるんですよね.残念ながら私はこの存在を引っ越し後に知りました.もっと宿泊費抑えられたじゃん...

 宿泊費を抑えることに関しては,一か月間ずっとでなくても居候させてもらえる友達を真剣に探すべきでしたね.ただ,入学時から仲良くさせてもらってる友達はいるものの,実際に「居候させてくれ」とは言いづらかったです.他には大学のサークル棟に寝泊まりできないか部活の先輩に相談するべきでしたね.サークル棟にはシャワー室があって洗濯機もうちの部活は使えるので,なんとか先輩に無理言ってお願いしてもよかったかな.

 

・水道とトイレ付の方が断然便利

 はっきり言って,部屋に水道とトイレが無いとめっちゃ不便です.歯を磨くにしても洗濯をするにしても,毎回部屋を出入りしないといけないのはかなり面倒でした.夜遅くまで課題をやって,寝る前にトイレに行くためにホテルの廊下を歩くのはなかなか怖かったなぁ....もちろん他にもレンジは部屋にあるのがいいです.ホテル生活のときは,買った惣菜を部屋の外に持ち出して温めて,そして部屋に持って帰って食べる,というまぁ面倒な作業をしていました.あとは,ベランダも洗濯物を干すのに便利なのであった方がいいですね.

 

感想

 ...できればもうホテル暮らしはしたくないかな.

 初めての一人暮らしでしかも大学でいろいろ新しいことが始まって,落ち着けるタイミングが無くて大変でした.5月から住み始めた家はとても静かで,1か月遅れで「一人暮らしってこんな快適なのか!」と実感しましたね.やっぱりホテルじゃなくて自分の家があった方がいいよ....

 

 

 

おわりに

 ここまで読んで下さってありがとうございます.

 初挑戦でしたが,なんとか最後まで書ききることができました.いやむしろ楽しんで書かせてもらいました.まず,このような機会を設けてくださった有志の方々に感謝.そしてこの記事を読んでくださった読者の皆さんに感謝.本当にありがとうございます.

 

 

 

 最後に宣伝を.

 

 

 

 

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 明日は,WSLの環境構築でお世話になった,すしさん執筆の記事です.

 お題は「突発徒歩ログ」とのこと.お楽しみに~